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[岐阜県関市] 鵜の家 足立 宮内庁式部職 十八代目当主 足立陽一郎 小瀬鵜飼一千有余年の歴史 五感で楽しむ関市のおもてなし

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[岐阜県関市]
鵜の家 足立
宮内庁式部職 十八代目当主
足立陽一郎

お知らせ

小瀬鵜飼
乗船時間/
6月18:50~ 7、8月19:00〜
乗船料金/
6月
大人…3,400円 小人…2,400円
7、8月
大人…3,600円 小人…2,500円

鵜の家 足立では天然鮎フルコースのお食事、宿泊も可
詳細はHPをご確認ください

奥長良川小瀬鵜飼 鵜の家 足立
0575-22-0799
http://www.ccn2.aitai.ne.jp/~akane/

刃物の町として有名な岐阜県関市。そこで千年以上の歴史を持ち、今も脈々と受け継がれる文化・鵜匠の技に出会いました。今回お話を伺ったのは小瀬鵜飼 十八代目当主 足立 陽一郎さん。夏の風物詩として長良川の宵を彩る鵜飼の楽しみ方や関の魅力について話してもらいました。

冬の風物詩でもあった景色 鵜飼ができる環境も守り伝える

小瀬鵜飼の歴史は古く私で十八代目。戸籍を辿ると室町時代から代々受け継がれてきた伝統だということが分かります。小瀬鵜飼の期間は毎年5月11日から10月15日。私を含め3人の鵜匠がおり、昔ながらの漁法を皆様にお見せしています。

 今ではそれぞれの小屋で鵜を飼育していますが、昭和の中頃までは休漁の間、鵜にエサを与える餌飼(えがい)を行っていました。鵜匠が鵜を連れて長良川流域の地域へ赴き、鵜に自由に魚を捕らせます。満腹になった鵜たちが羽を広げ日光浴をする姿などは冬の風物詩として地域の人々から親しまれていたそうです。こうした暮らしですから遠方に出かけられない分、鵜飼を見に来られた方との会話は私にとって旅のようなもの。そういう時間も大切にしています。

 鵜の暮らしや鮎の状態を通して見ると、このあたりの川も随分変わってきました。伝統を守るものとして、技だけでなく、鵜飼ができる環境も大切にしていかなければならない。そうしたことも伝えられるようになればいいと思ってます。

知られざる名所も多い町 周遊できる場所になれば

庭の中心で大切に飼育されている鵜。鵜飼終了後には、餌を与える様子を見学することもできる。

庭の中心で大切に飼育されている鵜。鵜飼終了後には、餌を与える様子を見学することもできる。

関市上之保で見られる蛍。梅雨の頃から見頃を迎え、幻想的な景色を作り上げる。

関市上之保で見られる蛍。梅雨の頃から見頃を迎え、幻想的な景色を作り上げる。

鵜が捕る鮎は人の手があまり触れないので鮮度が保て、瞬間的に締めるので油が抜けず美味しい。昔から高価な鮎として取引されていたといいます。「清流長良川の鮎」の世界農業遺産認定を記念して、毎年7月の第4日曜日は“GIAHS鮎の日”とされ、流域の多くの場所で鮎に関連したイベントが行われます。鵜の家足立でも鮎の味に親しむ催しで皆様をお迎えする予定ですのでぜひお越しください。

 この地域には、あまり知られていない穴場の魅力が隠れている、そんな印象を受けます。板取にある話題の名もなき池(通称 モネの池)もそうですね。また、その池の北西部にある川浦渓谷も、ぜひ一度立ち止まって見ていただきたい景色です。これからのシーズンは蛍が飛び交う幻想的な景色も。鵜の家足立のすぐ近くで美しい景色を見ることができます。関地区でも小野川、藤谷川、寺田川など気軽に足をのばせる場所に点在していますので、そうした観光地の周遊もぜひ楽しんでいただければと思います。

おすすめ! お土産の達人
お土産
小瀬の若鮎…
10本入り 1,516円(税込)
夏季限定(5月中旬~10月中旬)
和菓子処 関市 虎屋
岐阜県関市本町7-25
0575-22-0302

2017年06月

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