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[岐阜県岐阜市] 岐阜市歴史博物館 学芸係長 中島 雄彦さん(42) 金華山の麓で紡ぐ、ぎふ歴史物語 ロマン溢れる戦国ワンダーランド

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[岐阜県岐阜市]
岐阜市歴史博物館
学芸係長
中島 雄彦さん(42)

お知らせ

岐阜市歴史博物館
開館時間/9:00~17:00
(入館は16:30まで)
定休日/月曜日
(祝日の場合はその翌日)
観覧料/大人・・・・300円
(総合展示)子ども・・150円
※特別展料金は別途
http://www.rekihaku.gifu.gifu.jp/

信長時代の楽市場の一部を原寸大で復元した『楽市立体絵巻』

 長良川や金華山の自然に育まれ、豊かな町を形作ってきた岐阜市。戦国時代には日本の中心となり、そこで生まれた文化は現在の礎として、今も人々の暮らしに息づいています。そんな歴史を伝える岐阜市歴史博物館の学芸係長・中島さんに岐阜の魅力を伺いました。

見て学び、体で感じる 時代の移り変わりや伝統文化

 当館は岐阜城下に広がる岐阜公園内にあり、原始・古墳の時代から現代に至るまでの岐阜の歴史を紹介しており、体験・体感型の展示が多いことが特徴です。

 各ゾーンではタッチ式のパネルで歴史を紹介しながら、出来る限り実物に触れて感じていただけるよう展示を工夫しています。甲冑の重さ、浮世絵の印刷方法など、見るだけではわからないことも触れて感じることで、より理解を深めていただけると思います。

 信長公ゆかりの楽市を再現した立体絵巻では、戦国時代の着物を再現した着付けも体験することができ人気です。織田信長をはじめ斎藤道三など戦国武将の着物も再現していますので、好きな武将になりきって記念写真を撮ることも可能。大人から子どもまで楽しんでいただけるのではないでしょうか。

戦国時代の着物着付け体験(無料)。当時の人々が着用していた着物が再現されている。着方や構造に注目してみると、現代の着物との違いが発見でき面白い。

戦国時代の着物着付け体験(無料)。当時の人々が着用していた着物が再現されている。着方や構造に注目してみると、現代の着物との違いが発見でき面白い。

タッチパネルのガイドを利用しながら岐阜の様々な時間を旅することができる。

タッチパネルのガイドを利用しながら岐阜の様々な時間を旅することができる。

もてなし文化にルーツ 信長の意外な一面に触れる

 岐阜という地名は中国の故事にちなんだもので、信長公が使いはじめたことで一般的に使われるようになったと言われています。三英傑の一人として、その評価や好みは様々ですが、岐阜にとっては発展の礎を築いた郷土の英雄。現在岐阜市内で開催されている岐阜市信長公450(ヨンゴーマル)プロジェクトは、そんな織田信長の人間臭い身近な部分を感じられる機会だと考えています。

 キーワードは「おもてなし」。武田家家臣秋山虎繁をはじめ、宣教師ルイス・フロイスなど様々な人物を、鵜飼などで趣向を凝らしてもてなしたという記録が残されています。特別展で展示している重要文化財・遠浦帰帆図も、実際の茶会で信長が飾ったものですので、趣深いものがありますね。(特別展「Gifu信長展」8月20日まで)

 金華山の北側で発掘された信長の居館跡もぜひ観ていただきたい景色です。この史跡を見た後、ぎふメデイアコスモスの信長公ギャラリーに足を運んでもらえれば居館の復元CGを見ることができるので、そのスケールに驚かれることでしょう。

 盛り上がりを魅せる関ヶ原など、多くの歴史ロマンあふれる岐阜。今後もより多くの人に、そして子どもたちにも興味を持ってもらえるよう、発信を続けていきたいと思います。

おすすめ! お土産の達人
お土産
・オリジナルクリアファイル
各種…150円〜400円
・オリジナル絵葉書
各種…50円
(価格はすべて税込)
岐阜市歴史博物館
岐阜市大宮町2丁目18-1
058-265-0010

2017年09月

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