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三河工芸ガラス美術館 館長 神谷 一彦さん 見方によって美しさが変化する幻想的なガラス美術館へようこそ

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[愛知県西尾市]
三河工芸ガラス美術館
館長
神谷 一彦さん

お知らせ

三河工芸ガラス美術館

開館時間/10:00~17:30
(入館は17:00まで)月曜休館
入館料/
一般・・・・・500円
小学生・・・・300円
※体験の受付は
 AM10:00/PM1:00~3:00

0563-59-3334
http://www.japan-net.ne.jp/~artglass/

 全国有数の抹茶の生産地として知られる西尾市。城下町の風情が残り、三河の小京都と例えられることもある町並みの中で、歴史散策も楽しむことができます。そんな西尾市で生まれ育ち、独創的な作品を展示する三河工芸ガラス美術館を作り上げた神谷一彦さんに、この場所の魅力を伺いました。

巨大万華鏡や独創的な作品を 近くに感じられる距離で展示

外観写真

 三河工芸ガラス美術館は、平成5年に自宅の一部を改装して作った小規模な展示室から始まりました。もともとモノづくり関係の技術職でしたので、“何かを作る”という好きが高じて、作品を作り続けるうちに美術館へと発展していきました。

巨大万華鏡「スフィア」

巨大万華鏡「スフィア」

 メイン展示の巨大万華鏡「スフィア」は、2002年度版のギネス記録にも登録され、人が入れるという珍しさもあり、多くの方に足を運んでくださいました。当時は眺めるだけの美術館が多かったことから、せっかくなら体験してもらいたいと思ったことが作品作りにも反映されています。

 現在は彫刻鏡、ステンドグラス、アート作品などを合わせて60点ほどを展示しています。来年には15年ほどをかけて作り続けてきたステンドグラスのジオラマが完成する予定です。その一端は2階の展示室で観ることができますが、「人がいなければ町ではない」という思いから、人にこだわり、人の営みまで再現した精巧な造りが特徴です。美術館の新しい目玉として多くの方に観て、楽しんでいただければと思います。

美しいガラスを使った作品が並ぶ館内。右は現在作成中のステンドグラスジオラマの一部。
美しいガラスを使った作品が並ぶ館内。右は現在作成中のステンドグラスジオラマの一部。

美しいガラスを使った作品が並ぶ館内。右は現在作成中のステンドグラスジオラマの一部。

新しい魅力の増える西尾市でアートに触れるきっかけに

 西尾と言えばやはり抹茶が有名ですが、市の合併により鰻など新しい名物も増えています。アートの島として人気の高い佐久島のサテライト会場が先日オープンしたこともあり、こうしたアートを楽しむ土壌が西尾に広がり、根付いてくれると嬉しいですね。

技巧を凝らして作られたオブジェや細かな描写のエッチングガラスなど、展示物も様々。

技巧を凝らして作られたオブジェや細かな描写のエッチングガラスなど、展示物も様々。

 当館でもガラス工芸にチャレンジする体験コースが人気です。初心者でも手軽に作れるステンドグラスやフュージングによるアクセサリー作りを始め、万華鏡づくり、本格的なバーナーワークまで幅広い作品作りを楽しんでいただいています。一番人気はガラスのグラスやお皿などに、イラストやネームを彫刻できるサンドブラスト。こちらも一時間程度で手軽に制作できますので、旅の思い出にしてみてはいかがでしょうか。

 まずはジオラマを完成させることが当面の目標ですが、今後はもっと若い世代にガラスの魅力を知ってもらえるようにしていきたいです。西尾にお越しの際はぜひお立ち寄りください。

おすすめ! お土産の達人
ガラス食器に彫刻を施せるサンドブラスト体験
2時間/2個……2,000円
1時間/1個……1,500円
(小学生以上)
※価格はすべて税込
その他の体験については、美術館までお問合せください。
※一部要予約

2017年11月

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