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[三重県亀山市] 亀山ストーリアホテル フロントスタッフ 河内 英一さん(46) 交通の要衝から始まる物語 亀山・関宿の歴史浪漫

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[三重県亀山市]
亀山ストーリアホテル
フロントスタッフ
河内 英一さん(46)

お知らせ

東海道関宿
住所/
亀山市関町木崎、中町、新所

アクセス
電車/JR関駅から徒歩約5分
車/名阪国道関ICから約5分

亀山市 関支所観光振興室
0595-96-1215
https://www.city.kameyama.mie.jp/

眺関亭から望む街道の景色

眺関亭から望む街道の景色

 名古屋と大阪の真ん中あたりに位置し、古くから交通の要衝として栄えてきた亀山。ここに「関の山」の語源があることをご存知ですか?それはこの町に続く山車文化から生まれた言葉でした。今回は、今月5日に開催される東海道関宿街道まつりを前に、亀山に魅せられ街道沿いに移り住んだ河内英一さんにお話を伺いました。

東海道47番目の宿場町は 神話の時代にも縁のある場所

 亀山には東海道五十三次の3つの宿場町があり、中でも関宿は人々の往来が盛んだった江戸時代の面影を色濃く残す町。当時は西に都、東に江戸、この場所から紡がれていく物語に面白さを感じます。本能寺の変の徳川家康や、関ヶ原の戦いの後、島津軍もこの町を抜けていったという伝承が残されており、遡れば壬申の乱や神話の時代のヤマトタケルノミコトとも繋がります。そのため私は、関宿を次の旅への始まりの場所だと感じています。

 およそ1.8km続く関宿の街道沿いには、江戸時代後期から明治時代にかけて建てられた町家約200棟が軒を連ね、国の重要伝統的建造物群保存地区にも選定されています。旅籠屋の建物を利用した「関宿旅籠玉屋歴史資料館」や、江戸時代の様式を残す高札場など見どころも多い町。人々の営みが実際に感じられる雰囲気の中で、かつての暮らしを想像しながら散策を楽しんでいただけるのではないでしょうか。私も街道に面した町家で暮らしていますので、道行く観光客の方に歴史を紹介したり、町を案内したりと、様々な出会いに喜びを感じています。

江戸時代から続く関宿の文化や暮らしを紹介する、関まちなみ資料館(左)と関宿旅籠玉屋歴史資料館(右)。

江戸時代から続く関宿の文化や暮らしを紹介する、関まちなみ資料館(左)と関宿旅籠玉屋歴史資料館(右)。

両館共通入館料:大人300円、小・中・高200円。AM9:00~PM4:30。

両館共通入館料:大人300円、小・中・高200円。AM9:00~PM4:30。

江戸時代から続く山車文化 一緒になって楽しめる祭

伊勢別街道の分岐点・東の追分。伊勢神宮の式年遷宮の際、古い鳥居を移築することがならわしになっている。

伊勢別街道の分岐点・東の追分。伊勢神宮の式年遷宮の際、古い鳥居を移築することがならわしになっている。

 関宿では山車を「やま」と呼び、毎年秋に行われる東海道関宿街道まつりでも2台の山車が町内を練り歩きます。最盛期には16台もの山車が狭い街道を巡行し、身動きも取れないほどだったことから、精一杯を表す言葉として「関の山」が生まれたと言われています。関宿の山車は観光の方でも一緒になって綱を引いて歩けるため、祭を身近に感じていただけると思います。今年の開催は11月5日の日曜日。名物である大名行列の今年のテーマは「伊勢亀山藩城主国替え」で、私も参加します。以前は「浅野内匠頭」を演じ主役を務めさせてもらったこともあるんですよ。

 こうした文化・歴史を始め、豊かな自然があふれる亀山。町家暮らしも不自由さの中に、工夫を楽しむ魅力があるように思います。そうした部分を私自身ももっとアピールできるようになり、訪れる方と一緒になって、賑わいを作っていければ嬉しいですね。

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2017年12月

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