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ワシントン 目こぼしも自由の国

2009年05月02日

 車を運転して通勤中、ポトマック川沿いの道路で、ついスピードを上げた。右正面に警察官が見え「しまった」と思ったが遅かった。車を止めると、警察官が「どれくらいのスピードだったと思うか」と尋ねてきた。

 「時速60キロほど」と答えると、警察官は「80キロだ。制限速度は40キロ。この辺はジョギングする市民が多くて危ない」と言って違反切符を取り出した。1万円以上の罰金を覚悟したが、警察官は私のシャツの左胸にあるプロバスケットボールNBAの地元チーム「ウィザーズ」のマークに気づきほほ笑んだ。

 彼が熱烈なファンであることが分かり「このシャツは10年以上前に買って大事に着ている」「ひいきはバトラー選手」などと、しばらくチームの話題で盛り上げた。その後、渡された違反切符には「警告」と大書され、罰金はゼロ。米国では至る所で自由裁量に出くわす。 (立尾良二)

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