2008年09月21日
パリのエッフェル塔が変わる。フランスが欧州連合(EU)の議長国になった7月から毎晩、EU旗と同じ青色にライトアップされていたが、22日にそれが終わるのだ。
議長国の任期はどうせ年末に切れるし、本来の金色の照明に戻るだけだから、こちらは好みの問題。
ただ、同時に始まるもう一つの変化は、ちょっぴり重大かも。
塔全体に仕掛けられた2万個のフラッシュライトが毎夜1時間に1回、10分間点滅するが、その電飾が半分の5分間に縮められるのだ。
1999年の大みそかから続いている、この街の名物。幻想的なイルミネーションを眺めながらお相手に思いを告げようと考えている人は、これから早口でしゃべらなければいけない、かもしれない。
原油高は「恋の都」にも確実に影を落としている。 (清水俊郎)