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ソウル その先言わぬ占い師

2008年10月08日

 「いま健康状態がとても悪く、心臓血管の疾患や糖尿の症状がある。職業の運勢が弱まり、その影響で組織の中の位置づけや結束力が弱まるでしょう」

 当時は半信半疑だった。昨年末、ソウルの人気占い師を取材した時のこと。彼女は北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記の「今年」をそう占った。

 疑う気持ちがあったのは、直前の南北首脳会談で総書記自身が「私は病人でもないし、大統領がおみえになったのに、家で寝転がっているわけにはいかない」と、自らの健康不安説について冗談を飛ばしていたからだ。

 彼女の占いは生まれた年、月、日、時間の4つの柱で運勢をみる「四柱推命」。そういえば今年は、韓国も北朝鮮も建国60周年の「節目」に当たる。

 「すべてを話すのは問題があって…」。取材の時、彼女は緊張した表情で口をつぐんだ。その先を聞きたい気持ちが高まっている。 (福田要)

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