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ベルリン 苦い?バブルの後味

2008年11月26日

 金融危機の折に申し訳ない話だが、ベルリンに「暴落」を売りにするところがある。

 そこは、職場から歩いて5分くらいの飲み屋。システムが変わっていて、ビールに定価がない。その代わり、その時々の需給に応じて銘柄ごとに値段が変わる。注文の多い銘柄は値上がりし、少ないものは下がる。スクリーンに表示される“市況”を見ながら買い時を狙うわけだ。

 突如、映画「2001年宇宙の旅」のテーマ音楽「ツァラトゥストラはかく語りき」が流れ出した。店員の鳴らす鐘の音とともに、スクリーンが真っ赤になった。市場がクラッシュ(崩壊)したのだ。ビールの安売りタイムの始まりだ。

 しまった、自分はさっき注文したばかりだ。1ユーロ(約141円)も下がっているではないか。好きなビールで損をしてはたまらない。飲み屋でも、市場の動きに目が離せない。 (三浦耕喜)

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