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平沢 思惑飛び交うショー

2008年12月01日

 空気を切り裂く戦闘機の爆音。ハンバーガーの屋台からこぼれる陽気な英語。ソウルから南へ車で2時間。年に一度の航空ショーが開かれた平沢(ピョンテク)市の在韓米軍・烏山(オサン)基地は、祭りのようににぎやかだった。

 2日間で約10万人が来場したが、会場では基地に暮らす軍人と家族ら約6000人が楽しむ姿の方が目立った。隊の仲間が同じジャンパー姿で立つ屋台やロックコンサートは、まるで身内の慰安会。一般客は「お邪魔します」という感じだ。

 ショーのメーンは、8機の戦闘機と3機のヘリコプターによる「戦闘・探索・救助」。敵陣を爆撃、味方兵士を助け出す内容で、連帯感や結束力を強める効果がありそう。

 「米韓同盟は、朝鮮半島からアフガニスタンまで」。韓国軍も参加したショーの合間には韓国語でそんなアナウンスも流れた。このイベントに織り込まれた「狙い」をあれこれ考えながら、基地からの帰り道を歩いた。

 (福田要)

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