2008年12月03日
サンフランシスコの市立小学校には、日本語と折り紙などの初歩的な日本文化を正課として教える学校が2校ある。そのうちの1校が市内の公園で運動会をした。
参加児童は約300人。日系人の児童もいるが、普通の小学校なので大部分は白人やヒスパニック、アジア系など非日系の子供たち。紅白の鉢巻きをして、徒競走や玉入れといった典型的な日本の運動会を楽しんだ。
米国人に聞くと、地域の中学や高校がバスケットボールやフットボールなど同一種目で戦う学校対抗試合は盛んだが、「全校挙げて団体行動する運動会のような習慣は、アメリカにはない」という。
運動会では保護者が、整列や入退場の補助などボランティアをしていた。平日だったが、お父さんの姿も10数人。子供と一緒に楽しそうにラジオ体操をした。子供のころに団体行動をした経験が少ない米国人。日本式の運動会を新鮮に感じたようだ。
(岡田幹夫)