2009年02月15日
出張で訪れた長春は一面真っ白だった。ただしいつ降った雪かは分からない。日中でも氷点下10度前後の冷気で雪が解けないからだ。
道路は雪と泥が混じり合い、汚いことこの上ないが、チェーンをつけた車はない。
さらに驚いたのは市内から空港へ向かう高速道路も雪で覆われていたこと。日本ならちょっとした積雪でも通行止めになるが、ここの路面はほとんど凍った状態。しかしタクシーの運転手は「誰も管理しないから」と意に介さない。
時速100キロ近くで次々と他の車を追い越しながら、チェーンなしのノーマルタイヤと聞いて思わず冷や汗が。
それでも運転手は「雪道は減速と加速のメリハリが大事。おかげで運転技術が上がったよ」と自信たっぷり。
車が無事空港に着いたのは、運転技術が良かったからだと信じている。 (新貝憲弘)