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北京 電動で体験 庶民感覚

2009年04月26日

 中国といえば「自転車の大群」のイメージがあるが、最近は電動自転車が多い。充電式で、ペダルをこがなくても時速30キロ近く出る。ほとんどバイクだ。記者も通勤に愛用している。中国製なのに車体に「徳国(ドイツ)」と書かれ、ミッキーマウスの絵があるのも、この国らしい。

 事務所近くのホテルで会見がある時も電動自転車で向かうが、毎回、入り口の警官に「おい、おまえ、何しに来た!」と怒鳴られる。電動自転車に乗る外国人は少ない。私を中国人と思っている。「オー・ノー! ホワーイ?」と適当な英語を話すと、彼らは態度を変えて「お入りください」。

 中国の市民は警官や役人を異様に恐れる。最初の態度を見て納得した。10代の警官がお年寄りや女性に命令口調で接する光景も日常的だ。

 国民より公僕が偉い「お上優先」社会。電動自転車に乗ると別の景色が見える。

 (平岩勇司)

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