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パリ 仏語補習も企業努力

2009年06月04日

 平日の昼食は、パリの職場に近いサンドイッチ店の7.5ユーロ(約900円)の持ち帰りメニューで済ませることが多い。キャラメルソースをかけた米の牛乳煮かフルーツのデザートも付いている。

 なじみの店員さんはくり色の髪をした妙齢の白人女性。注文の品がそろうまでの1、2分間、カウンター越しにこちらの雑な仏語の発音を矯正してくれる。「パリジャン(ハムのバゲットサンド)じゃなくて、パリズィヤンだよ。でも大丈夫。前よりすごく良くなったから」。親しげな口調に、こちらの顔がにやけてしまう。

 フランスで販売されるサンドイッチは1日500万食。この1年で11%も増えた。景気後退でレストランやカフェが次々とつぶれていることが背景にある。具の種類を増やしたりデザートに凝ったりといった、店側の工夫も奏功していると経済紙は分析する。

 あのかわいらしい店員さんにも、そんな計算があるのかなあ。

 (清水俊郎)

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