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ケープカナベラル “温故知新”で宇宙へ

2009年06月13日

 大空に飛び立つシャトルを、誰もが息をのんで見守っていた。

 日本人初の宇宙長期滞在に臨む若田光一さんを乗せたスペースシャトル「ディスカバリー」の打ち上げ。生で見た光景は壮観のひと言だった。夕空がぱーっと明るくなったかと思うと、数秒遅れでバリバリという大爆音が耳をつんざき、シャトルは流星のように美しい軌跡を残して宇宙へ飛び立った。

 シャトルの機体は車ならとうに引退している年代物。老朽化から来年での計画終了が決定され、米国は次世代の宇宙船を開発中だ。その老体を完ぺきな状態で打ち上げる米航空宇宙局(NASA)技術陣の努力は相当なものと感じた。

 困難を越えて人間は宇宙に向かい続ける。若田さんは人間の夢と探究心を子どもたちに伝えたいと願う。長期滞在は始まったばかり。若田さんの壮大な挑戦を心から応援したい。

 (加藤美喜)

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