【本文】

  1. トップ
  2. コラム
  3. 世界の街
  4. ヨーロッパ
  5. プラハ 青き水面が映す歴史

プラハ 青き水面が映す歴史

2009年08月04日

 中学生の当時、クラス対抗合唱大会で他のクラスが歌った「モルダウ」の荘厳なメロディーに圧倒された。その美しい川の流れとプラハの街並みには、テレビの音楽番組で見て以来、魅せられてもいた。その街をついに訪れる機会があった。

 「モルダウ」は、チェコの大作曲家スメタナによる交響詩「わが祖国」の中の一曲。ドイツによる侵略など民族の苦難の歴史は理解していたつもりだが、実は「モルダウ」はドイツ語で、現地では、チェコ語の「ブルタバ」で親しまれているとは知らなかった。

 「プラハは千年以上にわたる戦争と平和の歴史で、自らの運命を追求してきた。昔も今も不屈の精神の象徴だ」。オバマ米大統領は先日、プラハの市民広場でチェコ民族独立の歩みをたたえた。夕刻時、プラハ最古のカレル橋から見渡す悠久の流れと歴史的な街並みはまさに大統領の言う通りだった。 (岩田仲弘)

旅コラム
国内
海外