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ラシュモア山 功成らば人心に刻め

2009年08月19日

 真っ青な空の下に4つの巨大な米大統領の顔が浮かび上がった。サウスダコタ州のマウント・ラシュモア。ワシントン、ジェファソン、リンカーン、セオドア・ルーズベルト各大統領の高さ18メートルに及ぶ彫像は、近づくとますます圧倒される。

 工事は1941年まで14年間続いた。4人以降もフランクリン・ルーズベルト、ケネディ両大統領などは人気調査で必ず上位を占める。新たな「顔」は加わらないのだろうか。公園管理官に尋ねたら、「後にも先にも4人だけ。技術的にも難しいし、(建国150年史を刻むという)創作者の意思にも反する」と答えが返ってきた。

 10年前、共和党下院議員が「冷戦の勝者」としてレーガン大統領を加えようと提案したが、政府は拒否したという。史上初の黒人大統領であるオバマ大統領の評価はこれからだが、候補にもなれないのは少し残念だった。

 (岩田仲弘)

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