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板門店 関係を敏感に映す地

2009年09月27日

 ソウルからバスに揺られ1時間余。半島分断の境界線に南北の連絡所が置かれている板門店へのツアーに参加した。学生だった20年前、語学研修中の3年前に続く3回目の訪問だが、行くたびに違いがあって面白い。

 ツアーには日本語ガイドが同行する。20年前は反共宣伝が多く、北朝鮮への悪口ばかり聞かされた。3年前は、ガイドの悪口は減った。連絡所を警備する北朝鮮の軍服の兵士数人が、仕事中なのに観光客と同じようにカメラで記念写真を撮りっこしていた。良好な南北関係を肌で感じた。

 今回のガイドは「南北は超緊張状態」と繰り返した。軍統制区域に入ると、コンクリートゲートを指して「最近ダイナマイトを仕掛けた。万一のとき戦車の進行を遅くできるから」と物騒なことを言う。連絡所では「北朝鮮の兵士を指ささないで」と注意された。おかげで緊張感を十分に味わえた。 (築山英司)

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