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カイロ 住めば格差大きな都

2009年10月19日

 同じマンションに住む日本のテレビ局記者が突然、引っ越し作業を始めた。帰任はまだ先なのにと思って聞けば「家主に出て行けと言われた」という。

 この記者に何ら落ち度はない。ただ、家主の親類が外国から帰ってくるので、代わりに住まわせるのだという。

 カイロ在留日本人と家主のトラブルは実に多い。「冷房の修理を頼んでも『忙しい』と逃げてやらないが、家賃の集金だけは期日通りに来る」「最初からなかった備え付けソファのカバーを弁償しろと難癖をつけられた」など苦情は無尽蔵。退去時に敷金が返ってきたら奇跡らしい。

 ちなみに筆者の部屋の家主は、災難のテレビ局記者と同じマンションながら別の人物。備品の故障はすぐに直してくれる。時には食事をごちそうしてくれ「あなたの快適な生活は私の喜び」と語る。記者仲間が「そんな家主がいるのか」と驚くほどで、宝くじにあたったようなものらしい。 (内田康)

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