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ソウル 客には まずい風潮?

2010年01月02日

 韓国の食堂で料理を注文すると、それ以外に「パンチャン」と呼ばれるキムチなど数多くの総菜が並ぶのが通例だ。ところが、知人と話していると「けしからん」と口から泡を飛ばして最近の体験を紹介した。友人らと7人で食事に出掛けたところ、パンチャンがあっという間になくなるほど少ししか出てこなかったという。

 店の主人に異議を申し立てると、保健所が飲食店に生ごみを減らすように強く求めており、度を越す廃棄が行われる場合には罰則が科されるため、と説明したという。食べ残しが多いと、それだけ大量の生ごみが出る。行政指導は環境汚染の防止が目的だ。

 事情通によると、飲食店の従業員が以前のように「たくさん召し上がれ」と客に言うのも禁句だそうだ。当地でもダイエットは盛んで、「たくさん…」はややもすれば、失礼に当たるのだとか。

 環境保護と健康管理の意識が広がるのは結構だが、何だか少し寂しい。 (城内康伸)

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