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桃園 主力も初心忘れずに

2009年12月30日

 八百長事件で10人以上の選手が検察当局から事情聴取された台湾プロ野球の名門、兄弟エレファンツの秋季キャンプを桃園県に訪ねた。約5.3ヘクタールの広大な敷地に大小3つの野球場のほかドーム施設、宿泊施設などがそろう恵まれた環境だ。

 キャンプ最終日、元大リーガーの曹錦輝投手ら事件への関与が疑われる選手や主力は参加しておらず、若手主体の約20人が汗を流していた。

 地元記者が声をかけてきた。「八百長事件で日本でも台湾プロ野球のイメージは良くないでしょう」。確かにそうだが、目の前で練習に励む選手には好印象を抱いた。

 彼らは球場に入る際、帽子を取ってお辞儀をして赤土に足を踏み入れていた。日本のプロ野球を担当していたころ、引退した中日の立浪和義さんの同じしぐさに、いつもすがすがしさを感じていた。野球人の礼節は日台間に変わりないと信じたい。 (栗田秀之)

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