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コルラ 要衝 燃え尽きないで

2010年03月03日

 砂漠のオアシス都市を想像していたら、コルラは中東のドバイのような都市だった。

 古くはシルクロードの要衝として争奪戦が繰り広げられたモンゴル族の自治州。名産のナシは新疆ウイグル自治区1甘いといわれるが、名所は少ない。

 しかし、タクラマカン砂漠で油田の開発とともに移民が増え、現在は漢族が7割。同自治区共産党委書記の出身地である山東省出身者が1番多いという。街で際立つのが、中国石油のビル。1等地は同社の社宅などが占領している。

 乗用車の多くは豊富に産出される天然ガスを使うが1リットル1.6元(約20円)と安い。ホテルも全面床暖房で氷点下10度の外から戻ると、亜熱帯に来たようだ。昨年7月の暴動時も“石油城下町”は平穏だったという。

 タクシーの運転手は「1世代前が苦労して砂漠に建設した街」と胸を張る。石油バブルがはじけて、オアシスのように消えてなくなることはないと信じたい。 (安藤淳)

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