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鄭州 お寒い治安の守り手

2010年02月24日

 今冬の中国は寒い。取材で出掛けた河南省鄭州市の気温は昼でも氷点下5度。静岡市と緯度がほぼ同じで地名に「南」も付くのだが。

 逃げ込んだ食堂は「地球に優しい」ようで暖房が効いていない。ただ、おいしいからか、河南省の人口が間もなく1億人を超すほど多いからか、大勢の客の体温で多少、暖かいのが救いだった。

 中国の地区別で最多の人口に比べて、少ないのが警官。1人当たり負担人口は日本の倍以上の約1250人。毎年、約20人が過労死するといい、地元紙は「勤務は犯罪者より極悪」と酷評。

 警官の少なさと関係があるのか、汚職が横行し南陽市内の郷県で「県職員300人が捕まり、県政府が機能不全に陥った」と地元住民がインターネット上で伝えた。

 慌てた県政府は「逮捕は幹部2人だけ。落ち着いてほしい」と声明を出した。2人でも大問題だが。 (小坂井文彦)

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