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ミヒンタレー 環境保全を祈る思い

2010年03月10日

 およそ信仰心と呼べるものはないのだが、この地を車で通過した時には「やっぱり、なにかがあるのかもしれない」という気持ちにさせられた。昨年終結した内戦がらみの取材をするため、スリランカ北部へコロンボから車を走らせる途中に通過したのが仏教の聖地ミヒンタレー。同国で最初に仏教が伝わった地。ここから国内やミャンマー、タイへ広がったとされる。

 シンボルの一つマハー・サーヤ大塔がみえた後、わずか300メートルほど走る間に、オオリス、道路を横断する1.5メートルのリクオオトカゲ、目の前を飛ぶ野生のクジャクに遭遇し驚いた。「さすが聖地」と妙に感心した。

 後で調べると、この国には多種の動物がおり、聖地でなくても出会えるようだ。4半世紀にわたる内戦が終わり、国民は経済復興に期待している。未舗装の道を走りながら「復興は大切だが、この自然は残してほしい」と思った。

 (古田秀陽)

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