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フィラデルフィア 雪に舞い降りた幸運

2010年02月20日

 6日、米国の首都ワシントン周辺は「記録破り」の大雪だった。ダレス国際空港は1962年の開設以来最多という約80センチの積雪。だが、どうしても外せない用事のため列車でフィラデルフィアへ向かった。

 「遅延は当たり前」と日本のガイドブックで評判のよくないアムトラック(全米鉄道旅客公社)は予想通り運休が相次いだ。数少ない列車の一つに乗ると窓の外は真っ白の「ホワイトアウト」の状態。しかも途中、故障した機関車の救援を待ち、ふだんは1時間50分で着くところ4時間を超えた。

 それでも、移動できただけでありがたい。雪まみれの電気機関車の写真を撮りに行くと、機関士が扉を開けて「運転席を写しなよ」と笑顔を見せた。厳冬の北海道で旧国鉄名寄本線(廃線)の天北峠を越えた9600形蒸気機関車の映像を見るのが好きだが、米国の鉄道マンの心意気を感じた。 (嶋田昭浩)

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