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上海 万博配置に 国際事情

2010年08月10日

 上海万博のパビリオンの位置が、中国を取り巻く国際関係を表していて面白い。会場の真ん中にデンと構える中国館。その南西側に小ぶりなマカオ館、香港館が寄り添うように立つ。台湾館は北側に配置されたが、間に高架道路が。

 2月のアンケートで一番人気だった米国館は西端にあり中国館から、最も遠い国家館の1つ。米国館は金融危機で資金繰りに苦しみ、一時、資金不足に。おかげで、同じエリアのこったデザインの欧州の各国館と比べると、外観がどうにもやぼったい。

 日本館は会場の東端で、アジア諸国の中では中国館から最も離れている。中越戦争以来、ギクシャクした関係が続くベトナム館がお隣さんだ。

 北朝鮮館は中国の友好国だが、六カ国協議再開などで揺れる中朝関係を反映したのか、中東諸国よりも遠い場所に置かれた。隣に、同じく核問題を問われるイラン館を並べたのは、事務局のユーモアだろうか。 (小坂井文彦)

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