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大連 日本の存在感有利に

2010年08月20日

 北朝鮮の金正日(キムジョンイル)総書記を追い掛けて中国の港湾都市、大連に入った。消息筋から中国政府要人と夕食会をしていると聞き、夕闇が迫る中、会場の高級ホテルにタクシーで向かった。建物を遠くに望む庭園入り口で警察官に止められた。

 知っている限りの中国語の単語と英語を繰り出したら、警官の一人が携帯電話を差し出した。話せということらしい。女性のたどたどしい日本語が耳に入ってきた。

 「いま中国の偉い人が来ています。きょうと明日は入れませんが、北京へ帰れば大丈夫です」。宿泊希望客と勘違いされたようだ。誰と誰がいるのかも一応尋ねてみた。「国の秘密です」とさすがに答えなかった。

 金総書記が一泊した別の高級ホテルにも、多くの邦人客がいた。当地で日本の存在感はかなりあり、予想したほど情報収集に苦労しなかった。日本企業が多数進出していることや日本の租借地だった歴史を実感した。 (築山英司)

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