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テルアビブ 『生』の価値観も自由

2010年10月03日

 テルアビブのビーチで泳いでいたら、親密な男性同士のカップルが目についた。海につかったまま、抱き合う人たちもいる。

 各宗教の聖地が集中し、厳かな雰囲気のエルサレムとは対照的に、開放的な空気が流れるテルアビブ。性に対しても寛容で、何軒かのストリップ劇場のほか、同性の「出会いの店」もあるという。

 権利擁護を訴える同性愛者のパレードも毎年、行われる。彼らについて有力政治家が「私たちは、異なる価値観を受けいれなくてはいけない」と人々に説くように、「自由」はイスラエルが掲げる国是の1つ。それを象徴する街が、テルアビブらしいのだ。

 砂浜に戻り、いすでくつろいでいたら、やはり近くのいすに親密な2人がいた。このうち、頭をそり上げたビキニパンツのお兄さんの背中の入れ墨は、漢字で「生」。

 ナマ…? しばらく独りで考えこんだが、「堂々と生きる」と訴えたいのかもしれない。(内田康)

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