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北京 勧誘電話撃退のワザ

2010年10月10日

 「おめでとうございます! 弊社のキャンペーンに見事に当選されました!」。携帯電話に見知らぬ番号の着信があったかと思うと、いきなり、中国語でまくしたてられた。

 こうした怪しげな電話は、一日に何本もかかってくる。大半が投資や高額商品販売の勧誘とみられ、うんざりさせられる。

 ここは“反撃”せねば。先方は無作為にダイヤルしているとみられるので「誰にかけているの?」とただしてみた。すると「1390××…」と番号を読み上げる。「そうではなく名前は?」と言うと「…」。そして、ガチャン。勝った。

 このあいだは、投資の勧誘に付き合い「それはいい話だ」と相づち。相手がその気になったころ「ごめん。私は日本人で、中国語がまったく話せないし聞き取れないんだ」と一言。と、「えっ、大変失礼しましたあ!」。いや、そうじゃないだろ。今まで中国語で会話してたじゃないか。そこを突っ込んでくれよ。(朝田憲祐)