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クリスチャンステッド ゆっくりも慣れ次第

2010年10月20日

 「釣れたら、料理してあげるから…」。朝食の後、宿屋のおばさんに送り出された。休みには意図して釣りざおを持ち歩く。飛行機の中でも「何、釣るの?」と声をかけられ、いろいろな国の初対面の人と話が弾む。

 米領バージン諸島セントクロイ島最大の町クリスチャンステッド(人口約2600人)で呼んだタクシーは、約束より15分、遅れた。翌朝、魚市場で釣りの餌を買おうと同じタクシーを呼ぶと、また遅刻。結局、魚は売り切れていた。(浜で巻き貝でも拾って餌にするか…)とあきらめたが、「ちょっと待て」という運転手の黒人男性は、携帯電話で仲間にあれこれ聞き回り、イカが手に入る店やフエダイのよく釣れる埠頭(ふとう)へ案内してくれた。

 前任地の中東でも、時間にルーズな人は多かった。でも、ぶち切れてはいけない。別の形で埋め合わせてくれる人も少なくない。世界の大半はゆっくりのペース。慣れるのが肝心だ。

 (嶋田昭浩)

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