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上海 バブル過熱にあわわ

2011年02月07日

 1月初旬、不動産バブルに沸く中国・上海に赴任した。最初の自宅マンション探しで、バブルの過熱ぶりを肌で感じた。

 都心部から地下鉄で数駅のマンション。気に入ったので、仲介業者に「賃貸契約したい」と申し出ると、煮え切らない表情を浮かべた。「家主が、契約書に特別な条件を入れたいと言ってきた」

 家主は、投資で買った部屋を売り時を計りながら賃貸に出しているという。そのため、「好条件の売却話が来たら、退去してほしい」「住んでもらって構わないが、購入希望者が見学に訪れる」と言う。仲介業者は「いいか?」と肩をすぼめた。いいわけがない。

 都心部では、日本円で“億ション”の物件が値を上げながら転売され、その利ざやで暮らす人も多い。中国語で、物件転がしを「炒房(チャオファン)」と言うとか。いつか焦げ付いてしまうのではないか-。物件そのものよりも、過熱ぶりに気を取られてしまった。(今村太郎)

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