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ニューヨーク 暗い部屋で頑張ロウ

2011年02月21日

 ニューヨークのアパートは暗い。天井に照明がある部屋は少なく、間接照明がほとんどだ。明るい蛍光灯に慣れた日本人にとっては暗くてたまらない。照明器具も白熱灯ばかりで、電気代が非常に高くつく。

 碧眼(へきがん)の知人に聞くと、蛍光灯はまぶしすぎるという。部屋はぼんやりと明るい程度でよく、その方が落ち着く。日本では当たり前の「南向き」物件も、まぶしい上に家具が日焼けするなどの理由で敬遠する人が少なくないそうだ。

 ぼんやりした明かりが好きなニューヨーカーが好むのはキャンドル。おしゃれな形や色のものが売られている。私の場合はおしゃれより実用優先。原稿を書く時は、2つの間接照明に加えて、目の前にキャンドルを何本もともしてパソコンに向かう。ある日、それを日本の友人に話すと、返ってきたのが「『八つ墓村』じゃないんだから」。少なくとも、頭には巻いてないのだけど。(加藤美喜)

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