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ロサンゼルス “日本叩き王”の教え

2011年03月23日

 「日本は官僚が動かしている。市場開放をしないと互いに損をする。市場原理を導入しない日本の消費者が被害者だ」。かん高い声を思い出す。当時、日本叩(たた)き四天王の1人とされたチャルマーズ・ジョンソン博士だ。

 20年以上前に、カリフォルニア大学バークリー校大学院で彼のゼミを取った。

 彼は米中央情報局(CIA)との関係もあり当時の通産省の役割に関する本を執筆中。日本は官僚の役割が大きく、他の資本主義モデルと違うと指摘していた。

 昨年11月、79歳で亡くなったが、5年ほど前にカリフォルニア州サンディエゴの自宅で、日本の産業史に関してインタビューをした。

 現在、日本で議論されている環太平洋連携協定(TPP)。農業問題解決という課題はあるにせよ、菅政権は多数の消費者のことを考え、決断できるだろうか?

 (野口修司)

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