2011年07月19日
「Everyone has edamame who loves them」
直訳すると「誰もが愛してくれるエダマメを持っている」と、へんてこな日本語になる文章をニューヨークの飲食店のメニューで見つけた。
店員に意味を尋ねようと思ったが、店内はすごい行列で聞きそびれた。
知り合いのニューヨーカーによると、枝豆は日本料理店では人気メニューで、みんなが知っている。山盛りになった枝豆をサラダのようにペロッと平らげるという。
メニューの文章の意味について、知人は頭をひねりながら「マメとマミー(お母さん)をかけたダジャレ?」と説明した。
日本と縁の深い品物の人気は高く、ユニクロや無印良品の店はいつも大勢の客であふれている。
先日、取材したニュージャージー州に住む若者は「仕事着としてユニクロのシャツを愛用している」と誇らしげだった。
昼食時のラーメン屋ではスーツ姿のアメリカ人が「ラーメンとシューマイ」をセットで頼んでいた。ラーメンならギョーザでしょう、と突っ込みたかったが、器用に箸を持つ姿に言葉をのみ込んだ。
日本発祥のモノが日本人が思いもしない形で溶け込み、愛されている。
(長田弘己)