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サンフランシスコ 車先進国 改造も全開

2011年08月07日

 車社会の先進国米国では、車いじりが一般的な趣味の1つだ。サンフランシスコでも若年層には改造車が人気。年齢が上がると、クラシックカーに熱を上げている。

 米国に車検はない。ただし、ヘッドライトのような無くてはならないものが不備であったりすると警察官に止められる。また、州の車両局に毎年税金を納め、ナンバープレートを有効にしておかなければならない。これらを怠らず、傷害保険を掛けていれば、車にかなり手を加えてもおとがめはない。その割に暴走族のような目立った問題は少ない。

 このような土壌が車いじりをしやすくしているのだろう。街中のカー用品店では、車内アクセサリーより修理用部品の品ぞろえが充実している。エンジンも丸ごと売っている。

 サンフランシスコ郊外の住宅街のガレージで、完成半ばの車に取り組む姿を見かけることがある。外には日常使う別の車がある。ガレージの中の車は、しばらく動かないことがあるのだろう。

 近所の老夫婦も1930年代の“2台目”を持っていて、たまに繰り出す。ある日「どこへ行くの」と声を掛けると40キロほど離れた漁港へ行くと言う。お昼でも食べに行くのだろう。エンジンからトントントンという古めかしい音が漏れ、白いひげの口元が笑っていた。(岡田幹夫)

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