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ニューヨーク 魅惑の源サプライズ

2011年09月24日

 ニューヨーク名物のタクシー「イエローキャブ」の運転手が、乗り込んだ途端、こう話し掛けてきた。

 私が首に下げていた記者証を目にしたかららしい。聞けば、パキスタンのジャーナリストだと言う。米国に20年以上滞在していて、記者職とドライバー業を兼ねているとか。その詳しい理由は分からない。

 自称○○という人が多いこの街だから、少し疑いつつ聞いていたが、後日、パキスタン生まれの弁護士と会った際に、彼がニューヨークのパキスタンコミュニティーでは、名の知れた人物だということが分かった。

 ある会合で知り合った高齢の女性に自宅に招かれたことがある。

 気軽な気持ちで仕事帰りにマンハッタンの彼女の家に立ち寄ると、中世の城のような天井の高い居間に、一目で高価と分かる美術品がずらり。さまざまな画家に自らの肖像画を描いてもらって、廊下に飾ってもいた。

 後で分かったが、彼女は裕福な家に生まれた「億万長者」で、社交雑誌を発行しているという。

 ニューヨークの空き室率は1%以下。米国経済が低調にあえぐ中、この街が世界中からいまだ多くの人をひきつける理由は、彼らニューヨーカーの魅力によるものだと実感している。(長田弘己)

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