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ワシントン ぐらり…地震に衝撃

2011年10月25日

 今も思い出すと冷や汗が出る。8月23日、米東海岸で発生した地震発生の瞬間。首都の中央にそびえ立つワシントン記念塔が目の前でぐらりと揺れ、観光客が一斉に逃げ出した。

 初代大統領の業績を記念して建設された記念塔は首都ワシントンのランドマークだ。米国の権威の象徴ともいえるだけに、直後は「テロ発生か」と思い、緊迫した。

 その日、ワシントンを訪れた日本の友人一家と記念塔に上る約束をしており、その場に偶然居合わせた。地震発生は予約時間のわずか9分前だった。

 発生から数分後には警察官が現場に到着。ヘリコプターが周辺を飛び回り始めるなど物々しい雰囲気に。周囲の博物館や政府庁舎からは、続々と人が出てきて不安げに記念塔を見上げていた。

 揺れは即座に地震によるものと判明。規模もマグニチュード(M)5.8と、さほど大きなものではなかったが、めったに地震のない東海岸に住む人たちにとっては大きな衝撃だったようだ。

 地震発生から約1カ月。記念塔を管理する米国立公園局が当日の様子を映したビデオを公開した。激しい揺れで壁や天井の一部が次々に崩落。観光客らは必死の形相で階段を駆け降りていた。記者としてはその一人でもよかったと思わないでもない。 (久留信一)

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