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台北 昔の名前で・・・復活!?

2012年09月18日

 台湾経済は政府の成長率予測でみると、ジリ貧。1年前の予測では今年は4.58%のはずだったが、昨年暮れ頃から毎月のように下方修正し、今は3.03%に。民間では2%台の予測が大勢だ。そのせいだろう、商店街ではシャッターを下ろした店をよく見かける。

 ところが1、2カ月もすると新しい店がオープンしている。入れ替わりが実に激しい。5月下旬、台北市内永康街で観光客に人気のかき氷店が突然、閉店して話題になったが、その店が最近、またオープンした。閉店前と同じような内装だ。家賃の値上げで撤退したと聞いていたが、大家と和解したのかと思ったら違った。

 別の業者が入居し大家が有名な以前の店名を使うことを条件に賃貸したのだとか。確かに見慣れない業者名も店内には書いてある。観光名所になっていただけに、閉店は地域の客足にも響いた。そこで「昔の名前」での再開となったという。

 かき氷店に限らない。商店の閉店、開店が多いのは飲食業だ。台北市の南に中古厨房(ちゅうぼう)用品を扱う店が何10軒も並ぶ一角がある。時折、散歩で通るが、最近、商品数が増え道路にまで陳列している。店主に聞くと「確かに増えた。閉店が多いから。でもすぐに売れていくよ。また始める人も多いからね」。「食」の需要が絶えることはない。

(迫田勝敏)

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