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サンタフェ 手荷物の安全に照準

2012年10月17日

 なかなかスーツケースが流れてこない。取材で訪れたニューメキシコ州のとても小さなサンタフェ空港の手荷物引き取り所。

 ベルトコンベヤーはわずか5メートルほどしかなく、荷物を待っている人も数えるほどしかいない。

 小さな空港ゆえ、搭乗口も丸見え。私たちが乗ってきた小型機に、新しく客が搭乗し、旅立っていった姿を見た時は「あー、まさか」と、頭を抱えた。

 預けた荷物が届かなかったのだ。ニューヨークから来た数人が災難に遭った。

 荷物の行方を調べてもらったところ、乗り換えたテキサス州ダラスの空港に置き去りになっていることが判明。すぐに手配してもらい、夕方までにホテルに届けてもらえることになった。

 そこで思い出したのが、先日読んだ米紙ニューヨーク・タイムズの旅行記事。

 ある男性が賢く旅行する秘策として「航空会社に荷物を無くされなくするためには、スーツケースに銃を入れることだ」と書き、波紋を広げていた。銃を入れると危険物扱いとなり、手荷物を扱う職員の目が行き届くという。

 銃まで持ち出すのはどうかと思うが、そこまでしないと、この国では手荷物の安全は守れないのかとも思う。今回が初めての私は、これまで幸運だったのか。

 (長田弘己)

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