2012年11月08日
観測史上最強クラスの勢力で沖縄を直撃した台風15号。韓国にも大きな被害をもたらして過ぎ去ったが、2つの謎が残された。
謎その1。韓国気象庁の発表では台風はソウルの西120キロの海上を北上通過した。
だが、韓国メディアは、日本や米国の気象機関のデータではさらに90~120キロ西の通過だったと問題視。韓国気象庁は「台風の目が2つあり、日米は左、韓国は右側を選んだ」と説明に追われ、本紙にも「測定する時間や位置が違うので差は出る」と答えた。
それでも、かなり大きな誤差。韓国紙は「当初の予報に合わせるため進路結果を改ざんした」と疑惑も報じた。韓国気象庁には風向きが悪いようだ。
謎その2。韓国南西部には馬の耳に似た不思議な形の馬耳山(マイサン)という山がある。そこの山寺には大小の石が積み上げられた尖塔(せんとう)が80基ほど立つ。高い塔で20メートル近いが、接着剤やセメントで塗り固められてもいない。台風で山の木々は倒れたが、奇観の石塔は1つも倒れなかった。
霊山で知られ、雄山と雌山の対の岩山。地元住民は、雄山の「陽石」と雌山の「陰石」から石塔が作られ、陽石と陰石は引き合う力があるため崩れないと話しているという。
米歌手の有名曲のように「答えは風の中」にあるのだろうか。(辻渕智之)