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サンフランシスコ あちこち便利な足技

2012年12月26日

 米自動車メーカーのテレビコマーシャルを見ていたら、米国人らしい発想があって思わず見入ってしまった。足を使ってドアの開閉をする新機能だ。

 後部バンパーの下を軽くけり上げると、後ろのハッチが自動的に開閉する。荷物の出し入れで両手がふさがっている場合に便利。米国人は足をよく使う。なぜいままでこれをやらなかったのかと、不思議に思うくらいだ。

 ドアの開閉といえば、最近入ったレストランのウエートレスも、器用なことをしていた。使用済みの食器を両手に抱えて調理場に戻るとき、足をドアの取っ手に引っ掛けて勢いよく手前に開いて通り抜けて行く。

 日本人ならしげしげと見つめてしまう足使いの例がほかにも。

 あるスーパーで客が床に水をこぼし、店員が雑巾で拭き始めたのだが、足で拭くのだ。これはよくある光景で、かがんで手で拭くとは限らない。

 郵便局で小包を発送するために順番待ちする人たちは、たとえ軽い荷物でも床に置き、それを足で前に押しやって列を進める。ずるずると引きずるので、小包が汚れはしないかと心配になるが、当人たちは平気な顔。

 車のドアが足で開くとなれば、今後足使いがさらに増えそうだ。読者の中にも、冷蔵庫のドアを足で閉めている人たちは、いませんか? (岡田幹夫)

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