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ワシントン ラーメンの流儀とは

2013年06月25日

 ワシントンでは、おいしいラーメンにはお目にかかれなかった。ところが最近、市内にオープンした店はなかなかの味だ。昼食にみそ、しょうゆ、塩の3種類を週替わりで楽しむヘビーローテーションになりつつある。

 店員、客の人種は多彩だ。白人、黒人、アジア人…。一体ここはどこなんだという無国籍な雰囲気。世界中から米国の首都に集まった人たちが不器用に箸を握り「RAMEN」をすすっているのだから、日本人として誇らしかったりもする。

 「北海道から麺を輸入しています」と女性店員。ならば、割高なのは我慢しよう。スープの味がちょっと濃いが、ラーメンライスにはちょうどいいと納得する。BGMにロックがガンガンかかっているのも、米国流だと思えば悪くはない。

 問題が1つ。米国人はランチに時間をかける。おしゃべりしてないで早く食べないとラーメンが伸びるぞとしかりたくなる。食事後も楽しげな会話が延々と続く。外で待っている客のことも少しは考えてほしいものだ。

 極め付きは、食べきれなかったラーメンを容器に入れて持ち帰る客が少なくないことだ。米国ではレストランで残した食事を折りに詰めて持ち帰るのは一般的だが、いくら何でも…。日本の食文化への理解は、即席というわけにはいかない。 (竹内洋一)

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