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ソウル 多文化共生を味わう

2013年07月11日

 休日の昼。小劇場の集まるソウル市・大学路で、フィリピンの人たちに囲まれて、屋台での食事を楽しんだ。

 地域の聖堂(カトリックの教会)では日曜日に、フィリピンの人たち向けのミサが行われる。そこに訪れる人のために、10年ほど前からお国の食材や菓子、食事を出す屋台が出るようになった。

 韓国料理とは違う香ばしい匂いに誘われ、あぶった串刺しの豚肉と羊肉を購入。屋台の裏の石垣に席を確保し、氷水に沈められていた優しい冷たさの瓶ビールをゴクリ。南国気分を満喫した。

 友人に付き合って屋台の向かいの銀行に入った。すると現金自動預払機(ATM)が動いているだけでなく、窓口が開いており、店内で大勢のフィリピン人たちが順番を待っているではないか。

 銀行に尋ねてみると、平日は立ち寄りにくい外国人労働者向けに、日曜日に窓口を開いている国内6店舗の一つだという。外国人労働者が増加傾向にある韓国。今後、各国のコミュニティーが拡大し、外国人向けのサービスも充実していくのだろう。

 見渡せば既に、あちこちに各国料理の看板が並んでいる。銀行を出て、まずはタイ料理店へ。次はうどん店に行き、日本の味そのままの「ぶっかけうどん」で多文化共生の休日を締めくくった。 (篠ケ瀬祐司)

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