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銀川 高級酒に財布は白旗

2014年02月06日

 中国寧夏回族自治区銀川に出張した際、記者仲間と食事に出かけた。せっかくなので地元のお酒を飲もうと店員に尋ねると1本のワインを勧められた。

 普段はワインを飲まないが、「西夏王」というかつてこの地域にあった王国から名付けられた赤ワインの名前にひかれ試してみた。

 1本98元(約1600円)と値段はてごろだが、味はいまいちだった。ワイン好きの記者仲間も「これは安かろう悪かろうの典型だね」と苦笑。もともと良い印象でなかった中国産ワインのイメージを再確認しただけだった。

 翌日、地元政府が案内したのがこのワインの製造会社だった。前日の経験があっただけに正直期待していなかったが、そこで出されたワインを試飲してびっくり。素人でも分かるほどすっきりした味で前日と同じ銘柄とは信じられなかった。

 それもそのはず、試飲したワインの値段を聞くと1本1万円から2万円と前日に飲んだワインと桁が違う。試飲用に高級品を出してイメージアップを図る狙いだったのだろう。

 土産に1本買って帰ろうかと一瞬思ったがやめた。値段が高くて手が出なかったのが本音だが、前日に同じ銘柄の「廉価品」を飲んでいただけに、その味の印象が残ってしまっていたということにしておこう。

 (新貝憲弘)

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