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台北 優しい警察官に恐縮

2014年04月01日

 小銭入れを紛失した。中に身分証や郵便局のキャッシュカードなど数種。キャッシュカードは無効手続きをとり、警察に身分証の紛失届を出した。

 身分証は10日後に再発行され、ほっとしていたら、郵便局から電話。「あなたのカードが見つかった。××に電話してください」。追っ掛けるように国家図書館からも電話。「あなたの入館証が見つかった。××に電話を」。警察が小銭入れに入っていたカードの発行元に連絡し、発行元がカードの持ち主である私に電話してきたのだ。

 指示通り電話をすると、やはりそこは警察だった。取りに行くと、若い係官が「いろいろあって、連絡が遅くなってすみません」と謝る。聞けば連日のデモ騒ぎで治安に動員され、小銭入れ拾得届はとうにあったが、処理が遅れたという。

 それでも「お手数をお掛けしました。ありがとうございます」と謝らなければならないのは落とし物をしたこっちの方だ。逆に警察の方に先に謝られては恐縮至極。台湾の人は優しく、親切という。実際、住んでいてそんな体験はいくつもあるが、警察までがここまで親切とは・・・。 (迫田勝敏)

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