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米フェアファクス 遠く離れても近い国

2014年05月23日

 「おいしいコーヒーよ」「カレーライスをどうぞ」。実演販売の韓国系女性から日本語で声を掛けられ、つい振り返ってしまう。米首都ワシントン近郊バージニア州フェアファクスにある韓国系スーパーマーケット。店は韓国語が飛び交う「小さな韓国」なのだが、日本の食材もひと通り取りそろえている。

 米首都圏で日本に近い食生活を望むなら韓国系スーパーに頼らざるを得ない。日本・日系人は比較的少なく、日系スーパーはないからだ。小規模な日本食材店は点在するが、品ぞろえや値段を考えると、韓国系スーパーでの買い物が自然と増える。

 そのバージニア州で、公立学校の教科書に日本海を表記する際、韓国が主張する「東海」併記を義務付ける法が成立する見通しになった。背景には韓国系の人口増で影響力を高めた韓国系ロビー団体の活動がある。

 ひょっとして気付かないうちに反日活動に資金提供していないだろうか-。最近は韓国系スーパーに出かけるたび、こんな疑念が頭をもたげる。日本から1万キロ離れた米首都エリアで、「最も重要な隣国」(安倍晋三首相)の存在を日本に暮らす以上に近く感じる。 (竹内洋一)

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