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ベルリン 法改正 スルーパス?

2014年08月16日

 ドイツがサッカーワールドカップ(W杯)ブラジル大会の初戦でポルトガルと対戦した6月16日夕刻、ベルリンの街はやけに人通りが少なかった。いつも満席のカフェも客はまばら。午後6時に試合が始まると、オフィスビルの開いた窓からテレビ観戦の叫び声が聞こえた。

 ブランデンブルク門の周辺のパブリックビューイングには数万人が詰め掛けた。知人の大学生は、観戦のため「授業が30分早く終わった」と話した。

 お祭り気分の中、南ドイツ新聞(電子版)に面白い記事が載った。見出しは「W杯で興奮中に法律作り」。ドイツ政府は過去、W杯の期間中を狙うように不人気な政策を決めていたというのだ。2006年と10年には消費税率や社会保険料を上げている。なお、12年の欧州選手権の際にも住民登録で集めた個人情報の民間への販売を認める法改正があったとのこと。

 そして、今大会では、地下水汚染などの懸念から反対が強いシェールガスの採掘を認める法改正の可能性があるという。連邦議会で採決があるとすれば、W杯の準々決勝と同じ7月4日になるという。こちらの結果もまた興味深い。(宮本隆彦)

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