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カイロ セクハラ大国極まる

2014年08月10日

 前回のこの欄で書いたが、エジプトは知る人ぞ知る「痴漢」「セクシュアルハラスメント」の大国だ。首都カイロで6月中旬、セクハラ反対のデモがあり、多くの若者らが参加した。

 エジプトの法律では、デモには内務省の許可が必要だが、イスラム主義組織ムスリム同胞団や民主化を求める若者層らの活動を警戒する当局は、ほとんど許可を出さない。

 同胞団などは許可なしでデモをしているが、今回の反セクハラデモには、内務省がすんなりと許可を出したようだ。

 しかし、カイロで話題となっているのは反セクハラデモそのものではない。デモの最中、参加していた女性に向けて、タクシー運転手の男が車の中から、女性を不快にさせる類いの性的表現を使って「道を開けろ」と叫ぶセクハラ発言を繰り返す事件が2件発生したのだ。

 2人のドライバーは警察に拘束され、それぞれ3000エジプトポンド(約4万2900円)と5000エジプトポンド(約7万1500円)の罰金を支払うことになった。反セクハラデモの最中にセクハラ事件が起こってしまう。そう、事態は本当に深刻なのだ。(中村禎一郎)

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