2014年11月26日
銀行で日本から振り込まれた日本円を人民元に交換しようとパスポートを提示したら、窓口で「記録されているパスポートの情報と異なるので交換できません」と交換を断られた。中国では1年間に交換できる外貨に制限があり、パスポート情報とともに銀行のシステムに記録されるのだが、パスポートの期限が記録と原本で3日異なるというのだ。
毎月銀行で交換しているが、初めての経験で、最近パスポート期限を記載した記憶もない。パスポートの記録は入国管理局で入力されたらしく、行員は「こちらの責任ではない。入管で訂正しないと今後も交換できませんよ」とつれない答えしか返ってこない。
仕方ないので翌日、入管に赴きパスポートを預けること1時間。担当者から「システムの記録を直したので1、2日したら銀行のシステムにも反映されるだろう」とだけ説明され、パスポートが返された。
自分のミスでもなく、自分の口座からお金が下ろせなくなったにもかかわらず、誰からも詳しい説明はおろか「申し訳ない」のひと言すらない。ここは中国なんだと今更ながら思い知らされた。 (新貝憲弘)