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サンフランシスコ 花見酒はもっての外

2015年05月11日

 日本から花見の話題が伝わるたびに思い出す、渡米間もないころの失敗談がある。

 日本であれば公園に敷物を広げて酒宴が盛り上がるところだが、当地では、公共の場所での飲酒が禁止なのだ。

 ある夜のイベントで、沿道を埋めた人の流れの中でビールの小瓶をラッパ飲みしていた。呼び止める人がいるので振り向くと、警察官が立っている。彼に言われて初めて自分の行為を知った。まだ当地の規則に不案内であることを説明すると、彼は寛容にも瓶を捨てろとは言わず「今ここで飲んでしまえ」と言う。こちらも「捨てるのはもったいない」と思い、急いで飲もうとするが、飲むたびに瓶の底を振り上げるので余計に泡が出て大変な思いだった。

 一般的に公園や路上での飲酒はできない。屋外のフェスティバルやストリートフェアでビールやワインが販売されることがあるが、この場合、場所を限定して自治体から販売許可を得ている。路上にテーブルを出したレストランも同様。グラスを持ったままテーブルを離れて歩き出すと止められる。

 旅行でこちらへお出かけの際は、ご注意を。 (岡田幹夫)

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