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米レストン つくる楽しさ発信!

2015年05月19日

 「これが社会を根本的に変えるよ。『お母さん、バービー人形を買うよりも、プリントしたら?』と子どもたちが言う時代がやって来る」

 ワシントン近郊のバージニア州レストンにあるデザインや工作をするための作業場で、元コンピューター技師のジムさんが3Dプリンターを前にこう言った。

 作業場は非営利団体が運営する。「メーカースペース」と呼ばれ、近年、米国でも増えてきた施設だ。3Dプリンターのほかにレーザーカッター、コンピューター制御の旋盤といった工作機械や工具が並び、日曜大工を趣味とする男性や、工作を楽しむ家族連れが訪れる。

 ものづくりの楽しさを再発見することを目的とするこの非営利団体主催の行事もある。地域住民に壊れたテレビやラジオを寄付してもらい、子どもたちが分解する催しは人気だ。

 ジムさんは非営利団体のボランティア。「みんなは3Dプリンターでいろんなものをつくりたがるけど、私は3Dプリンターで新しい3Dプリンターをつくることに夢中だよ」と語る。自宅には自作の3Dプリンターが3台あるという。 (青木睦)

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